こう切り出した福井さんは高校時代に感じた思い、そして大学進学後に得た野球への新たなモチベーションについてこう明かす。 「北野高校はそれほど強くなかったけれど『21世紀枠』での甲子園出場を目指していました。でも最後の夏は3回戦に勝ったけど、4回戦で負けました。選手のためにできたことっていうのは割と少なかったなというのが率直な感想でしたし、大学ではマネージャーはやらないと思っていました。ですが、大学野球をしている兄から『アナリストという部門がある』、『高校のマネージャーと違って、データを使うことでチームの勝利や、選手の成長に直結するサポートができるよ』と言われてやろうと思いました」 福井さんの長兄・慎平は広島の尾道高校を経て亜細亜大学でプレー。さらに次兄の章吾は、大阪桐蔭高の3年時には捕手・主将として春の甲子園で優勝。その後、慶応義塾大学に進んで大学でも主将として優勝を果たし、現在は社会人のト
![「高校時代はマネージャーでしたが」慶応大・女性チーフアナリストが笑顔で語る“やりがい”「主将だった兄に“野球経験がないのがいい”と」(広尾晃)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7b5c71b680c4f21e24d91ec5891a7635313730ef/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2F4%2F-%2Fimg_545e71ccd377b3c49e98465ba9159bea173060.jpg)