国税庁が今年6月までに実施した所得税の税務調査結果を公開した。これによると、2016事務年度における調査件数は約64万7000件で、うち約40万件で申告漏れなどが確認できたという。申告漏れ金額の総額は5359億円。こういった調査はそもそも問題がありそうな相手を対象に行うため、申告漏れが多いのは当然なのだが、事業所得を有する個人の1件当たりの申告漏れ所得金額が高額な上位10業種の3番目に「プログラマー」が入っているのは興味深い(日経新聞、時事通信)。 このランキング1位の「風俗業」、2位の「キャバレー」は申告漏れが多そうだというのは分かるが、水商売ではない(きちんとした契約に基づいて業務を行い、振り込み等で対価を支払うのが一般的な)プログラマーで申告漏れが多いのは意外だった。なお、プログラマーの一件当たりの申告漏れ所得金額は1178万円。去年はプログラマーは「11位」だったので、今年スーパー