石油業界でも被災地復興の動き 未曾有の被害を出した東日本大震災は、石油業界にも大きな被害をもたらした。 何より急がねばならないのが、被災地への供給。津波に襲われた被災者は、命からがら避難所へたどり着いたにもかかわらず、灯油不足によって暖が取れず、ガソリン不足によって買出しにも行けない状況下で過ごしている。 この状況に、石油業界は不眠不休で緊急対応を続けており、ようやく被災地への石油供給の目途も立ってきた。 製油所では、地震の影響で停止したJX日鉱日石エネルギー(仙台、145,000バレル)や鹿島石油(252,500バレル)、爆発事故を起こしたコスモ石油(千葉、220,000バレル)は稼動の見込みは立っていないものの、東燃ゼネラル石油(川崎、335,000バレル)は17日から稼動をはじめ、極東石油(千葉、175,000バレル)、JX日鉱日石エネルギー(根岸、270,000バレル)は段階的に稼
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