(CNN) スウェーデンのシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所」(SIPRI)は24日までに、シリアの兵器輸入が2007年から11年までの間に02~06年比で580%の激増を記録したと報告した。 このうちロシアの輸出分が78%を占めた。ベラルーシからが17%、イランが5%などとなっている。 シリアのアサド政権が反体制派に対する流血の弾圧を続行していることを受け、米議会上院ではロシアによるシリアへの武器輸出への批判が高まっている。一部の上院議員は、米国によるアフガニスタン空軍の育成に関連しヘリコプター部品供給などでロシアと結ぶ数百万ドル単位の軍事契約の打ち切りを主張している。 SIPRIによると、ロシアは11年までの5年の間、シリアに対し短距離用の防空システム「パーンツィリ-S1」36基、長距離用の地対空ミサイル、地対艦ミサイル、ミグ-29M2型戦闘機24機や訓練機にもなるヤク-130