VZ Editor(ヴイゼットエディタ、あるいはヴイジーエディタ[1])は、プログラマの兵藤嘉彦(ひょうどう よしひこ、c.mos)が開発したMS-DOS用テキストエディタである。1987年にPCワールド・ジャパンからPC-9800シリーズ用にEZ Editor (EZ9801) として発売され、1989年にこれを改良したバージョンがビレッジセンターからVZ Editorとして発売された[2][3]。軽快な動作、スムース・スクロール、ファイルマネージャ機能、コマンドライン拡張(TSR)、高度なカスタマイズ、マクロ自動処理を特徴とする。1992年末の時点で累計16.5万本(うちDOS/V版1.5万本)が販売された[4]。 1984年、兵藤は名古屋工業大学を卒業した後に日立製作所へ入社し、同社のパソコン『ベーシックマスター S1』向けのテキストエディタを開発した。1985年、兵藤はPC-980