6月22日、フリーマーケットサービスのメルカリでセキュリティの事故が発生した。ユーザーの個人情報が誤ってサーバーにキャッシュされ、他のユーザーに表示されてしまう、といったものだ。 この事故に対し驚いたのは、メルカリの対応が速かったこと。14時41分にカスタマーセンターに連絡が入り、15時38分に問題を解消した。その後、技術的な内容を含む情報を、21時前には同社エンジニアブログに公開している。詳報のための取材依頼の前に、これ以上ない詳しい情報がオープンになった。 情報公開も含め迅速だったのは、メルカリのSREチームが対応に当たったからだ。SREは、Site Reliability Engineeringの略。サービスの高い信頼性や操作性をソフトウエアエンジニアリングで実現することを意味する。元は、米Googleの運用チームを率いていたエンジニアが提唱した考え方だ。 メルカリのSREチームは6
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