「AI(人工知能)がバグった」。記者の経験不足かもしれないが、この表現は初めて聞いた。しかも、発言の主は中学生。ChatGPTを活用した自作アプリのデモ中、自分の意図とは違う「回答」が出たことについてアプリを開発した中学生がこうとっさに口にしたのだ。 ベネッセコーポレーションは2023年3月18日、ChatGPTを活用したAIアプリ開発イベントを開催した。同社が展開する「チャレンジスクール」オンラインプログラミング講座を約半年間受講した4人の中学生が参加し、ChatGPTを活用するアプリを開発。その成果を中学生がイベントの最後に発表した。冒頭の発言はこの発表時のものだ。ChatGPTの開発元である米OpenAI(オープンAI)はChatGPTの利用に当たって13~18歳の利用は保護者の同意が必要と3月に規約を改訂しており、参加した中学生はいずれも13歳以上、保護者同席のもとで開かれた。
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