ディープラーニング向けシステムで一定の地位を築いたエヌビディアは、新たにTesla P100を投入したわけだが、早期普及のため、自社で開発したマシンであるDGX-1を販売することにした。 半導体のセールス、サーバーメーカーでの採用、サーバー製品の開発という段階を踏んでいたのではユーザー企業が利用できる製品が登場するまで1年以上はかかってしまう。完成品のサーバーマシンを最初に提供することで、市場にいち早くTesla P100システムを浸透させられる。 地位を固めるべく、完成品サーバーを出したエヌビディア また、ディープラーニング学習に利用するユーザーは、インターネットなどでサービスを行う企業なので、ハードの構築自体には興味はなく、手早く利用できる高速なシステムを欲している。このため、すぐにでも利用できるシステムを提供する必要があるわけだ。NVIDIAはDIGITSを持っており、CUDAでは著
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