明日19日のイベント、ライジングサンでのトークならびに明後日の講演に備えて札幌に来ています。更新遅れていたイラクレポートをひとつ。 無事バグダードからモースルに戻った現地スタッフのサラマッドからのメールには、変わり果てた故郷の様子が綴られていた。 「もし君が自分の目であの現実を見たら、僕が言葉で伝えることなんて全く比べものにならないということがわかるだろう。あれは決してバグダードじゃない。別の都市、まさに死の都市だ。光も命もない、ただ殺戮と恐怖の生活。自分が見たものを君が見られるように、僕の瞳を君にあげることができたならと思う。涙なしでは見られない。 人々はいまバグダードを亡霊の都市と呼ぶ。からっぽで通りに車も人もいない。昨年までは渋滞から通り抜けるのに1時間半かかっていたルートも今では多くのチェックポイントがあるのに10分もかからない。中心部の商店ですら午後2時になるともう店じまい!以前