場面緘黙 (ばめんかんもく) の簡単な説明 定義 近年では「場面緘黙 (selective mutism)」という呼称が一般的である。米国精神医学会 (APA) が定めた「精神障害の診断と統計の手引き (DSM)」の2013年改訂版 (DSM-5) の診断基準によれば、場面緘黙は、 「他の状況で話しているにもかかわらず、特定の社会的状況において、話すことが一貫してできない」 状態であると定義されている。 また、世界保健機関 (WHO) が1990年に設定した「疾病及び関連保健問題の国際統計分類 (ICD)」の第10版 (ICD-10) では、場面緘黙は、 「第5章 精神及び行動の障害 (F00-F99)」 →「F90-F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害」 →「F94 小児<児童>期及び青年期に特異的に発症する社会的機能の障害」 →「F94.0 選択(性)かん<