教室になじめなくても「居場所」はある 親子関係を外に出していくこと 孤独を越えて 子どもが生まれたあとに分かった発達障害、うつ病、休職……。ASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如・多動症)の当事者でライターの遠藤光太さん(31)は、紆余曲折ありながらも子育てを楽しみ、主体的に担ってきました。最近は小学生の娘の友達と仲良くなったり、サッカークラブのパパコーチになったりして、「親子関係を外に出す」ことを試みています。小学生の娘、妻との7年間を振り返る連載17回目です。(全18回) 教室になじめなくても「居場所」はある 娘と一緒に、保育園や小学校へと僕もよく行っています。 保育園で友達だったAくんは、僕を見つけると「おい!手出せ!」と言って、荒々しく“タッチ”をし、「強いだろ〜」と誇ります。Bくんは昆虫が好きで、クワガタや蝶(チョウ)の精密なイラストを描いて、「ここが触覚なんだよ」と教