“自分の中に潜む純粋な攻撃性、暴力性をどう制御できるか技術的な工夫をしたことがない人間(自分を「つねに正しく、善良であるがゆえの被害者」だと思っている人間)は暴力を制御できません。” (内田樹氏のツイッターより) かつてNPO法人に勤めていた。そこでは主に若者層を中心として自立支援や中間的就労支援、コミュニティ支援などを行っていた。ひきこもりやニート、障害者、生活保護者など世間一般からはマイノリティだと思われている人々とたくさん出会ってきた。困っている人、とくに社会的弱者とされる人々の支援活動に従事なんてしていると、いくつもの矛盾に突き当たるものである。 また、2年前に報道された下関市の知的障害者福祉施設での虐待事件、そして、昨年起きた相模原市の障害者施設殺傷事件を思いだしてみると、支援していた対象が違えど、支援する側の人間として他人事ではないものを感じていたので、ここに思うことを記す次第