これまで6回にわたり、東海大学教育開発研究センター第2回教育開発フォーラムの報告について説明してきました。そこで紹介した5つのグラフには、「○○世代」とそれぞれの時代で総称された若者たちの区分を入れていました。最後にそうした戦後の各時期の世代論について述べておきましょう。「○○世代」という言い方については、『広辞苑』などの辞書にすでに載っているものもあれば、マスコミやネット上で使われているものなどさまざまな媒体に登場するものもあります。こうしたものについては、ある意味、Wikipediaが圧倒的に強いですね。ただし、確定していない分、その分析も多分に試論的なものにならざるを得ないことをお断りしておきます。 ここでは目安として今一度、18歳人口と在学者数および進学率についての組み合わせグラフを掲示しましょう。 このような世代論を考えていく上では、もちろん政治や社会の動き、とりわけ経済状況との