発見された新種のカエル。後足の裏側が黄色いのが特徴。放鳥されたトキも好んで食べ、餌場となっている水田や水路に多く生息しているのが分かった=27日午後1時09分、新潟県佐渡市の水田で(大山文兄撮影)(写真:産経新聞) 国の特別天然記念物のトキ10羽が放鳥された新潟県佐渡市で、新種の可能性の高いカエルが発見された。本州以南に分布するツチガエルに似ているが、腹部が黄色で鳴き声も全く異なるため、佐渡の固有種とみられる。放鳥トキの大切な餌になっている。脊椎(せきつい)動物の新種が国内で発見されることは珍しい。(田中幸美) [フォト] にらみ合い2分! トキ、ネコと対決 ≪調査13年≫ 厳寒期のトキの餌場を調査している元新潟大助教の関谷国男さん(66)(両生類学)が発見した。最初の出合いから13年。生息地域の確認や遺伝子解析など丹念な調査が実を結んだ。関谷さんは「貴重な種。トキに食べられてもいい