飲料大手のアサヒグループホールディングスとキリンホールディングスが1日発表した2013年6月中間連結決算は、ともに海外の酒類や飲料事業が2桁増と好調に推移し、増収増益となった。 アサヒの売上高は前年同期比9.9%増の7807億円、営業利益は12.6%増の369億円。昨年、子会社化したカルピスが連結対象となり、飲料事業が30.8%増の2191億円と業績全体を押し上げた。また、国際事業ではオセアニアや中国でのアサヒブランドの飲料の販売強化が奏功し、21.7%増の910億円と大幅に拡大。ただ、最終利益は前年に発生した持分法適用会社の特別利益がなくなったことによる反動で、39.8%減の154億円に減少した。 キリンも売上高が5.2%増の1兆962億円、営業利益が5.6%増の6041億円と堅調だった。国内はビール販売の伸び悩みやブランド強化に向けた先行投資がかさみ減収減益となったが、海外は豪州やブラ