米グーグルは2012年2月27日、同社Webブラウザー「Chrome」の脆弱性(セキュリティ上の欠陥)を見つけるコンテスト「Pwnium」を実施することを明らかにした。新たな脆弱性を報告すると、1件当たり最大6万ドルの賞金を提供。総額100万ドルに達するまで、報告者全員に提供する。 コンテストは、3月7日から12日にかけてカナダで開催されるセキュリティカンファレンス「CanSecWest」に合わせて実施される。コンテストのカテゴリーは以下の3種類。報告した脆弱性の種類によってカテゴリーが異なり、賞金も異なる。 (1)「Full Chrome exploit」――賞金6万ドル。ユーザー権限を奪取できるようなChromeの脆弱性を報告 (2)「Partial Chrome exploit」――賞金4万ドル。ほかの脆弱性(例えば、Windowsの脆弱性)と組み合わせれば、ユーザー権限を奪取できる