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ブックマーク / www.rri.kyoto-u.ac.jp (16)

  • チェルノブイリ原発周辺 30km 圏避難住民の被曝量の再検討 今中 哲二 京都大学原子炉実験所

    チェルノブイリ原発周辺 30km 圏避難住民の被曝量の再検討 今中 哲二 京都大学原子炉実験所 1.はじめに チェルノブイリ事故が起きたのは 1986 年 4 月 26 日であるが、その翌日 27 日の午後、原発に隣接するプリ ピャチ市の住民 4 万 5000 人が避難した。 一方、 プリピャチ市以外の 30km 圏内村落の住民避難は大きく遅れ、 5 月 3 日にはじまりそ 5 月 10 日頃に終了した。 避難した人数は、 プリピャチ市を含めたウクライナ側 9 万 1000 人、ベラルーシ側 2 万 5000 人の合計 11 万 6000 人とされている。 チェルノブイリ事故 20 年のまとめとして 2005 年 9 月にウィーンの IAEA 部で開かれた 「チェルノブイリ ・ フォーラム」の報告書 1) によると、事故直後に 30km 圏から避難した人々の外部被曝は、平均で約 30mS

  • http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No107/tomura090807.pdf

  • チェルノブイリからの放射能汚染によりスウェーデンでガンが増えている?

    <原子力資料情報室通信 No.381 号 2006 年 3 月> 1 チェルノブイリからの放射能汚染によりスウェーデンでガンが増えている? 京都大学原子炉実験所 今中哲二 チェルノブイリ・フォーラム 昨年9月、IAEA や WHO など国連8機関と ウクライナ、ベラルーシ、ロシア各政府の専門 家で構成されている「チェルノブイリ・フォー ラム」が、事故から 20 年を総括する国際会議 をウィーンで開催した(1)。その記者会見の内容 を日の新聞各紙は、 「チェルノブイリ原発事 故による総死者 4000 人」という見出しで報道 した。それをみて私は一瞬、 「これまで事故で 亡くなった人が 4000 人」という話かと思った が、記事を読むと、 「これからガンでなくなる 人を含め、 事故で死亡する人が全部で 4000 人」 ということであった。各紙は、 「従来言われて いた数字に比べて大幅に下回っ

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    nono_sub 2011/05/12
    チェルノブイリからの放射能汚染によりスウェーデンでガンが増えている?/トンデルさんの論文考察/癌が有意に上がるかどうかを調べる為には沢山の被爆者データが必要。現時点ではどのリスク予測も正しくないだけ
  • [PDF]第99回 原子力安全問題ゼミ 低線量被曝リスク評価に関する話題紹介と問題整理

    1 2 Preston Radiation Research 2003 3 Preston Radiation Research 2003 Pierce Radiation Research 2000 4 Preston Radiation Research 2003 Preston Radiation Research 2003 5 Preston Radiation Research 2003 6 LSS Preston Radiation Research 2003 0 2 0 0 4 0 0 6 0 0 8 0 0 1 0 0 0 1 2 0 0 1 9 8 6 1 9 8 7 1 9 8 8 1 9 8 9 1 9 9 0 1 9 9 1 1 9 9 2 1 9 9 3 1 9 9 4 1 9 9 5 1 9 9 6 1 9 9 7 1 9 9 8 1 9 9 9 2 0 0 0

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    nono_sub 2011/05/09
    ECCR 報告書評価/最後の図が、科学的見地でのリスク予測と放射線防護で考慮するカ範囲が異なる事が一目瞭然でわかってよい。
  • ベラルーシにおける法的取り組みと影響研究の概要(ウラジーミル・P・マツコ,*今中哲二)

    3 チェルノブイリに関する政府レベルの活動 政府の基的政策 チェルノブイリ原発事故の影響を軽減するためにベラルーシ政府が行なってきた活動は,ソ連の崩壊前と後という2つの時期にまたがる5つの段階に分けることができよう.ソ連時代のベラルーシ政府は,事故の最初のショックから回復すると,ソ連共産党中央委員会とソ連政府が決定した政策を実行した.ソ連が崩壊し,旧ソ連諸国(主としてロシア)からの援助が期待できなくなると,ベラルーシ政府はチェルノブイリ問題について独自の政策を実行することになった. 第1段階(1986年4~6月)では,さまざまな不整合はあったものの,共和国の社会的・経済的状況は,種々の施策を実施することが可能な状態であった.この段階でのもっとも大きな誤りは,放射能の危険について人々に知らせなかったことである.パニックが起きる,という意見は根拠のないものであった.事故の大きさに関する秘密主

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    nono_sub 2011/05/03
    緊急措置として設定された被曝限度(事故の1年目10レム,1987年5レム,1988年3レム,1989年3レム,1990年0.5レム:うち外部被曝と内部被曝が50%ずつ)
  • 北スウェーデン地域でのガン発生率増加はチェルノブイリ事故が原因か?/マーチン・トンデル (リンショーピン大学病院、スウェーデン)

    - 73 - 北スウェーデン地域でのガン発生率増加はチェルノブイリ事故が原因か? マーチン・トンデル (リンショーピン大学病院、スウェーデン) はじめに ヨーロッパでのチェルノブイリ事故影響への関心はまず、子どものガン、とりわけ被曝後の潜伏 期間が短い白血病に向けられた。旧ソ連の領域外においていくつかの調査が実施されたが、いずれ もチェルノブイリからの汚染との関係は示されなかった。しかし、母親の妊娠中に胎内被曝をうけ た子供たちでは、ギリシャ、ドイツウクライナにおいて白血病リスクの増加が報告されている。 ただし、ベラルーシからは報告されていない。最近ウクライナから、チェルノブイリによる被曝に よって大人の白血病が増加したと報告されている。一方、ベラルーシ、ウクライナおよびロシア西 部では、事故と関係して子どもの甲状腺ガン発生率が劇的に増加している。ヨーロッパの他の地域 では、大人の甲状腺

  • http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/reports/kr79/kr79pdf/abstract-JF.pdf

  • ベラルーシでの遺伝的影響

    チェルノブイリ原発事故によるベラルーシでの遺伝的影響 ゲンナジー・ラズューク,佐藤幸男*,ドミトリ・ニコラエフ, イリーナ・ノビコワ ベラルーシ遺伝疾患研究所(ベラルーシ),*広島文化女子短期大学 チェルノブイリ原発事故で放出された放射能により,ベラルーシ,ロシアウクライナの数多くの住民が被曝し,その影響が遺伝的な損傷,とりわけ染色体の異常として現れていることは多くの研究結果によって示されている1,4,6.染色体異常の増加は,不安定型と安定型,また染色体型と染色分体型といった,いずれのタイプの異常にも認められている4,7,8.(放射線被曝に特徴的な)2動原体ならびに環状染色体といった異常とともに,化学的変異原にも共通するその他の染色体異常の増加が認められていること6,9,また実際に観察された染色体異常の頻度が被曝量推定値から計算されるものより大きいこと4,5が明らかとなっている.これらの

  • 母乳中の放射能と鉛の濃度

    チェルノブイリ事故後、放射能汚染地域の新生児やゼロ才児において、免疫系や内分泌系疾患の増加など、健康状態の悪化が報告されている。現在、汚染地域での放射線被曝は主として内部被曝である。乳児の内部被曝は、乳児の基的な栄養源である母乳を通じての放射能の取り込みによる。母乳中のセシウム137とストロンチウム90、および鉛の濃度を測定した。これまでに、母乳中のセシウム 137を測定した報告はいくつかあるが、ストロンチウム90についてはほとんどない。また鉛については、チェルノブイリ事故処理のため大量の鉛が原子炉に投げ入れられ、それが蒸発して環境汚染を引き起こした可能性があるが、汚染地域での母乳中の鉛濃度に関する報告はない。 測定の対象は、汚染地域として、ゴメリ州のコルマ地区とチェチェルスク地区、モギリョフ州のクラスノポーレ地区とスラブゴラド地区合わせて96人、対照地域として、ゴメリ州オクチャブリスキ

  • チェルノブイリ原発事故

    1986年4月26日、旧ソ連ウクライナ共和国の北辺に位置するチェルノブイリ原発で原子力発電開発史上最悪の事故が発生した。 保守点検のため前日より原子炉停止作業中であった4号炉(出力100万kW、1983年12月運転開始)で、26日午前1時23分(モスクワ時間)急激な出力上昇をもたらす暴走事故が発生し爆発に至った。目撃者によると、夜空に花火が上がったようであった。原子炉とその建屋は一瞬のうちに破壊され、爆発とそれに引き続いた火災にともない、大量の放射能放出が継続した。最初の放射能雲は西から北西方向に流され、ベラルーシ南部を通過しバルト海へ向かった。4月27日には海を越えたスウェーデンで放射能が検出され、これをきっかけに28日ソ連政府は事故発生の公表を余儀なくされた。 チェルノブイリからの放射能は、4月末までにヨーロッパ各地で、さらに5月上旬にかけて北半球のほぼ全域で観測された。大阪府泉南郡に

  • チェルノブイリ共同研究報告書

    KURRI-KR-133 (15Mb) はじめに 何が起きたのか ......................................................  今中哲二 チェルノブイリ報告の20年 ........................................... 広河隆一 すばらしいプリピャチの町での暮らしと、チェルノブイリの もたらした不幸、原発事故と私たちの人生の破局について .... タマーラ・ディーカヤ 母のもとに六人残った ................................ エレーナ・メリニチェンコ キエフ州ポリスケ市の終焉 ............................ ボロジーミル・ティーヒー 2005年 チェルノブイリ・春 ......................................... 菅 

  • 3 月28 日と29 日にかけて飯舘村周辺において実施した放射線サーベイ活動の暫定報告[pdf]

    1 2011 年 4 月 4 日 3 月 28 日と 29 日にかけて飯舘村周辺において実施した放射線サーベイ活動の暫定報告 飯舘村周辺放射能汚染調査チーム 今中哲二(代表) 京都大学原子炉実験所 遠藤暁 広島大学大学院工学研究院 静間清 広島大学大学院工学研究院 菅井益郎 国学院大学 小澤祥司 日大学生物資源科学部 3 月 11 日に発生した福島第1原発における事故に関連し、原発サイトから北西方向 25km~ 45km に位置する飯舘村において、福島県内の他地域に比べて汚染の大きい、ホットスポットと 推定される放射能汚染の生じていることが認められた(添付1) 。当該地域に住民が居住中である という事態の緊急性に鑑み、ホットスポットの広がりの概略を把握するため、3 月 28 日と 29 日 の両日、飯舘村当局の協力を得て放射線サーベイ活動を実施した。 ◇サーベイ参加者 今中哲二 京都大学

    nono_sub
    nono_sub 2011/04/04
    村の南部地域では、北部に比べて大きな放射線レベルが認められ、比曽川沿いの下比曽から蕨平にかけては、10μSv/hを超える放射線レベルが認められた。この地域での車内での最大値は 20μSv/h
  • Microsoft Word - 科学原稿2006年5月号.doc

    <岩波「科学」 2006 年5月号 フォーラム 現代の被曝 原稿> 1 チェルノブイリ原発事故の「死者の数」と想像力 今中哲二 (京都大学原子炉実験所、原子力工学) チェルノブイリ原発事故が起きてから、この 4 月 26 日で 20 年になった。昨年 9 月、IAEA や WHO など国連関係8団体とウクライナ、ベ ラルーシ、 ロシア政府の専門家で構成される 「チ ェルノブイリ ・ フォーラム」 がウィーンの IAEA 部で国際会議を開き、 「チェルノブイリ事故に よる放射線被曝にともなう死者の数は、今後発 生するであろうガン死も含めて全部で4000人」 という報告を行った(1)。これを受けて日の新 聞は、 「数万~数 10 万人と言われていた従来の 死者の数に比べ大幅に減った」と報道した。こ のフォーラム報告は、 「チェルノブイリは原子力 開発史上最悪の事故ではあったが、その被害は

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    nono_sub 2011/04/03
    チェルノブイリ原発事故の「死者の数」と想像力
  • �橡�RZM0624M.PDF

    1 Ø Ø 2 Ø Ø Ø Ø Ø Ø ² ² 3 Ø Ø Ø Ø Ø 4 Ø 1986 (3) Ø 1991 (12) 5 Ø 1996 10 (13) (7 8) 1000 2000 60 80 13 5000 650 ′ 20 (?) 6 (15) (16) 7 (18) 8 Ø Ø ( 8 ) 0 14 ( 19 ) 0 20 40 60 80 100 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 0 100 200 300 400 500 600 700 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 9 Ø 1992 (20) (1000 10 ² ² ² ² ² 3. USSR State Committee

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    nono_sub 2011/03/29
     2000年6月24日に京都大学原子炉実験所の今中哲二氏が作成したチェルノブイリ原発事故の健康被害を分析したレポート
  • 福島原子力発電所_Q&A

    福島原子力発電所の事故に伴う放射線の人体影響に関する質問窓口 (Q&A)開設について 私達は、放射線の生物影響を研究する大学等の研究者の有志が集まった日放射線影響学会会員の有志グループです。東北関東大地震を被災され、様々な苦難を強いられておられる皆様に心からお見舞い申し上げます。 私もこの未曾有の大地震を映像で見て言葉を失ってしまいましたが、この大地震を切掛けに起きた東京電力福島第一原子力発電所で起きている原子炉事故に伴う放射線および放射性物質の放出によって地元の方々ばかりか多くの国民が見えないものに対するどうしようもない不安を感じておられると思います。私達は、事故の素早い収束を願っています。しかし、TV報道などを通じ、一般の皆様が日頃なじみのない放射線の健康影響について計り知れない多くの不安を抱えておられることを目の当たりにして、放射線の生物影響の専門家である私達が、自分達の持つ知識

    nono_sub
    nono_sub 2011/03/24
    福島原子力発電所の事故に伴う放射線の人体影響に関する質問窓口 (Q&A)開設について
  • 原子力安全研究グループ

    更新情報 2024.5.6 ●「原発事故からまる13年の飯舘村走行サーベイ調査報告」 IISORA放射能放射能調査チーム 2024年4月 2024.2.23 ●『ABCC・放影研と被爆者固定集団調査(LSS)の紹介:100ミリシーベルト以下の被曝影響』今中哲二 原子力資料情報室通信 No595 2024年1月 ●『飯舘村の放射能汚染:これまでとこれから』今中哲二(IISORA第11回シンポ) 月刊むすぶ 2024年1月号 2023.12.18 ●今中ほか 「原発事故にともなう内部被曝の現状把握のためのいわき市を中心とする農産物等の放射性セシウム測定」 第24回 環境放射能研究会プロシーディングス 2023年3月 ●第24回環境放射能研究会全体のプロシーディングス ●「家庭用ソーラー発電:7年間の収支メモ」 2023年12月 ● IISORA 第11回シンポジウム 「被災後12年の被害実態、

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