このままいけば、新市長と反維新系職員の全面対決は、ほぼ確実。もっとも橋下新市長は当面、対決よりも対話を重視する方針だという。そのため一部では「府庁で苦労したから橋下さんも変わった」という声も出ているようだが、それをまともに信じる職員は少ない。市職労の関係者が語る。 「人の話を聞くようになったなんて、とんでもない。独裁者のレッテルに辟易しているので、そういうポーズをとっているだけです。力の勝負ならいつでもできるという、余裕の表れなんでしょう」 嵐の前の静けさが、いつまで続くかが気になるところ。このような不穏と不安が入り交ざった空気とは別に、今、大阪市では、気になる動きが起こっている。ある大阪市職員OBが言う。 「実は複数の中堅幹部職員が、この機会にということで、早期退職を検討しています。全員、能力のある優秀な人たちで、もし彼らが抜けたら、それこそ大阪市の損失になりますよ」 その中には、純粋な