団塊世代の妻の多くが「結婚当初に比べてがっかりさせられた経験」を持ち、夫に謝ってほしいと思っている――博報堂の調査でこんな「すれ違い夫婦」の姿が浮き彫りになった。団塊世代の夫の「片思い」も根強くあるようだ。 「がっかりさせられた経験」を持つ女性が79%いたのに対し、男性は61%。「相手に謝ってほしいと思う」人は妻が27%、夫は8%だった。自由回答では、夫に「家事を積極的に手伝ってほしい」「いたわってほしい」などの思いが読み取れたという。 一方、「若いときの気持ちを持ち続けているか」との問いには、夫の68%が「持ち続けている」「まあ持ち続けている」と答えたが、妻の52%は「あまり持ち続けていない」「持ち続けていない」を選んでいた。博報堂エルダービジネス推進室は「妻は、働いて外ばかりみてきた夫に不満があるようだ。夫が努力しないと、すれ違いは改善されないのでは」と話している。 調査は3月、