タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (13)

  • フィフス・エレメント(その人に影響を与え、価値観を構成する要素となった5つの表現) - 2010-10-18 - 空中キャンプ

    いぜん友だちと飲んでいたとき、〈フィフス・エレメント〉について教えてもらった。これは金髪のブルース・ウィリスが登場するリュック・ベッソンの映画タイトルではなくて、「その人に影響を与え、価値観を構成する要素となった5つの表現」を挙げていくという遊びである。誰しもそれぞれの〈フィフス・エレメント〉があり、5つの要素から見えてくるその人があっておもしろいとおもった。これを提唱したのは大根仁さんだそうで、スチャダラパーのBOSEさんはそれに答えて、みずからのフィフス・エレメントをこう答えていた。 『うる星やつら ビューティフルドリーマー』 植木等の無責任シリーズ 『ファンタジア』(ディズニー) 藤子・F・不二雄 短編集 『マトリックス』(Part1) なるほどとおもう。特に『マトリックス』ってとてもいいですね。わたしも『マトリックス』はすごく好きだけれど、〈フィフス・エレメント〉に入れるほどだとは

    nopi
    nopi 2010/10/19
  • 『おっぱいバレー』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。初日。 今はただ、信じられないことが起こった、としか言いようがありません。

  • 『アキレスと亀』を見たゼ! - 空中キャンプ

    新宿にて。北野武新作。前二作である『TAKESHIS’』『監督、ばんざい!』については、見る勇気がわかず、劇場へいくのはスルーしてしまったのですが(未見のまま…)、『ソナチネ』の監督を無視していいのか、という義務感みたいなものがあって、見てきました。主人公の描き方がとてもよくて、見終わった後にずしんと不安な気持ちが残るようないい映画でした。売れない画家が、死ぬまで絵を描きつづけようとするというあらすじ。 表現に取り憑かれてしまった人は、表現以外のことをするという選択肢がほとんどなく、平日は会社員をやって、土日で絵を描くというような器用なことができない。表現と社会性とは相容れない。なぜなら彼が道を歩いていて、にわとりがいたとすれば、にわとりの絵を描きたくなるに決まっているのであって、出社途中だとか、社員としての責任がとか、そういった問題ではなく、今すぐ、ここでにわとりをスケッチしなければ彼は

    nopi
    nopi 2008/09/21
  • 2008-03-11 - 空中キャンプ

    TBSラジオ「Life」速水健朗さんゲストの回を聴きました。先に出た新書の内容を中心にいろいろな議論がありましたが、どれも読者の疑問とリンクしていて興味ぶかく聴けました。いつものクセでメモを取りながら聴いていたのですが、後でメモを読みながら放送をふりかえってみたらおもしろかったのでここに書きます。かんたんなまとめです。 自分探しは世代、個人によって受け取り方がちがう 肯定的=中田英寿 否定的=イラク人質事件 二面性 定義もあいまい 連想するイメージも多様 自分探しのルーツはバックパッカー 見聞を広めたい 好奇心を満たしたいという層 どこかのタイミングでベタな自分探しにシフトした ここが最初の論点でした。世代によって受け取り方がちがうというのはわたしもそうおもっていた。たぶん、今の25歳あたりがひとつの区切りになっていて、そこから下の世代はあまり自分探しといったことは考えないのかな、とか(印

    nopi
    nopi 2008/03/11
  • 空中キャンプ - 「めがね」を見たゼ!

    新宿にて。とても興味ぶかく見ました。作品ぜんたいに志が感じられるし、品のある映画だという好印象を持ちました。映像や、役者たちの所作にもほどよい緊張があってよかった。個人的にはすきな作品ですが、なにかと誤解されやすい部分もあるとおもうので、そのあたりをフォローできればとおもいつつ書いています。 荻上監督の前作「かもめ堂」はおおむね好評でしたが、中にはいくつかの批判もありました。曰く「非現実的である」「商売はそんなに甘くない」「世の中はもっと欲望に満ちているはずだ」「夢想したまま歳を取るなんて虚しい」等々。その批判は今作にも当てはまる可能性がある。田舎でゆっくりと自由に暮らす人々──という基プロットだけでも、批判的な意見が想像されます。「田舎暮らし」という実体のない幻想や、LOHAS的な安易さ。荻上はその批判を先取りするかのように、劇中、田舎で暮らす似非エコロジストたちのコミューン生活をい

    nopi
    nopi 2007/09/25
  • 空中キャンプ - できるよ征服!

    いぜん、営業の仕事をしていたころ、当初わたしはほんとうに契約が取れなくて、仕事を辞めさせられるのではないかとはらはらしていた。このままでは、ひとつも契約が取れないまま、強制的に退社させられてしまうのではないだろうか。いったいこんな調子で、給料をもらったりしていいのかしら。その後、試行錯誤あり、しだいに契約を取れるようになっていったが、かんがえてみれば、べつにこれといった技術を身につけたわけではなかった。なんかこう、営業スキル的なものをね。ただ、「ふつうにやっていれば、月に3件くらいは取れるよなあ」ということがイメージできるようになった。それだけは変わった。月を通してやれば、すくなくとも3件は反応があるだろうということが、きちんとイメージできるようになったし、そのていどなら自分にもできるとおもえるようになった。そうした自己イメージに従って動くことができるようになったのである。 しかし、月に3

    nopi
    nopi 2007/07/03
    ウチのしゃちょーが同じ事ゆってました。
  • 空中キャンプ - ひとり占めはんたい

    僕の娘は七歳だ。彼女は、性格的に僕にはあまり似なかった。活発だし、頭も切れる。いずれは総理大臣になるのだという。それが彼女のおおきな目標である。七歳の僕は、そんな目標を持ったことがなかった。そもそも、七歳の僕に、なにかしらの目標などあったのだろうか。彼女はとてもキュートな子だが、総理大臣にはいささか不向きなのではないかと僕はおもう。 「びんぼうな人をなくすの」と、彼女はいった。「それが、きみの公約なんだね」と、僕は答えた。わるくない公約だとおもった。なによりわかりやすいところがいい。「ねえ、コウヤクってなに?」と、彼女は注意ぶかく訊いた。「約束だね。『わたしが総理大臣になったら、こうします』」「そうよ。あたしのコウヤク。びんぼうはんたい」。そして彼女はコーンスープをひとくち啜った。僕たちは、朝のテーブルに向かい合ってすわっていた。 「すごくお金もちの人がいて、とってもびんぼうな人もいる。

  • ごめんなさいね、男がこんなで。

    このところ、スポーツクラブの休憩室で、よく anan を読んでいる。自由に閲覧させてもらえるのだ。占いダイエットの号はあまりすきではないが、やはり人間関係や恋愛にかんしての特集はおもしろい。つい読み入ってしまう。「利き手と逆の手でドアを開けると、そのちょっとぎこちない仕草が男性に好印象」などという記事を読んでいると、せつなさを通りこして、逆にぐっときますが、それより興味ぶかいのは、女性誌が男性にたいする不満を中心に記事を組み立てることがおおいという点である。 一部の男性は、もう恋愛というゲームそのものから降りてしまっている。そこが女性にとっては不満なわけだ。女性の側から誘いだそうと手をつくしても、ゲームに参加する意志がなくなっているのである。女性としては、それでは困るわけで、どうにか同じ土俵に上がってもらおうと工夫するのだが、だからといって女性からあからさまに誘うこともできない。のらりく

    nopi
    nopi 2007/01/23
  • 空中キャンプ::なぜ、傷が必要とされるのか

    映画「ファイト・クラブ」において描かれるのは、タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)率いる地下拳闘組織だが、わたしがとても印象に残っているのは、そのメンバーになるためには、薬品で手の甲を火傷させなければいけないという、奇妙なルールが設定されていることだった。失神するほどの苦痛をともない、その傷跡は決して消えない。そうした傷を負ったものだけが、ファイト・クラブのメンバーになれるわけだ。 わたしは、この設定にとても納得したことを覚えている。理由はうまくいえなかったが、このルールは魅力的だったし、ストーリーにおいても欠かせないものだとかんじた。映画ぜんたいを通して、傷、苦痛、敗北といったものが、肯定的にとらえられているのもおもしろい。では、この映画を見た者がかんじる、ふるい立つような高揚感、おもわず叫びたくなるような生そのものの肯定、それらの理由はどこにあって、どのように説明すればいいのかという

    nopi
    nopi 2006/11/09
  • 空中キャンプ :: 呑み屋にて

    「男はなー、相手の女を軽蔑していても、つきあえるもんなんだよ。むしろ、その方が興奮するくらいでさ」と、わたしの先輩であるおっさんは、ビール数杯ののち、焼酎に切りかえてまた数杯、わりといい具合になりながら語った。とある呑み屋での会話である。わたしもすでに、ビールから濃いめのウーロンハイにスイッチしており、つまりは同様にいい具合だった。たしかに、だめな女とか、信頼できない女とか、逆にもりあがるかもしれないな。ドストエフスキーも、そんなことを書いていたような気がする。しかしこの、つまみをうのがすでにめんどうになっているってのはどういうことだ。だめだ、野菜スティックをたのもう。健康のために。すいません、あの、野菜スティックひとつ。 「でもよー、女の場合はさ、男にどこかしら尊敬できるところがないと、つきあえないとおもうね。女は男に尊敬を求めるんだよ。ここがちがいだね」。おっさんがそういったので、わ

    nopi
    nopi 2006/09/22
  • 空中キャンプ - どうして人はあいさつをするんだろう

    わたしの会社にひとり、まったくあいさつをしない人がいる。今でこそ、わたしも慣れてしまったが、当初はやはり戸惑ったものだった。その人は、三十代前半の男性なのだが、その年齢で、とりあえずは社会にでてはたらいていて、なおかつ、ぜったいにあいさつをしないというのは、かなりパンクな選択であるとおもう。だって、ねえ。しかも彼がすごいのは、自分からあいさつをしないだけではなく、相手からあいさつをされても、決して返事をしないことである。つまり、あいさつ全般に、いっさい関わらないのだ。たとえ相手が社長であろうとも、はっきりと無視の態度を貫く。ちょっとおもしろいな、とおもった。こうなると、もはやひとつの主義主張であり、いわば非あいさつ主義とでもいうべき強固な姿勢が読み取れる。俺は、相手が誰であろうとも、平等に無視するぜ。そうしたアティテュード。 もちろん、あいさつを無視される、というのは、誰にとってもただごと

    nopi
    nopi 2006/06/30
  • 空中キャンプ:[映画]「間宮兄弟」を見たゼ!(ネタバレなし)

    新宿にて。とても興味ぶかく見ました。ふたり暮らしの間宮兄弟が、かわいい女の子と仲良くなるため、兄弟そろって一念発起、いろいろと奮闘する。各場面ごとに、たくさんのアイデアが投入されており、工夫の凝らされた、ていねいな作風でした。おもしろかった。 この映画の中で描かれているのは、「関係性を察知する能力」と、「日々を豊かにすごす能力」という、ふたつの異なった技術を持つ男女についてのスケッチであり、わたしはなによりもまず、この点に興味を持った。劇中、「関係性を察知する能力」に長けているのは、沢尻エリカや北川恵子といった女性たちである(常盤貴子は、すこしどんくさい性格という役柄なので、これには当てはまらないかも知れない)。他人とのコミュニケーションの中で、相手は今なにを考え、自分になにを求めているのか。相手の言葉の向こう側にあるほんとうの意図を、どれだけ読み取れるか。どのように振るまえば、自分をより

  • 空中キャンプ - なんとなく働くという知恵

    25歳までふらふら遊んでいた、ともだちの女の子が、ついに就職することを決め、職探しをしているところだという。彼女の話をいろいろと聞いていると、とても興味ぶかく、社会経験のあまりない子たちが、「就職をする」ということをどうとらえているのか、わずかだが、わたしなりに気がつくことがあった。 何社か履歴書を送った、というので、会社名を教えてもらうと、「COACH、プラダ、エスティーローダ」。その子にとって、就職がどういうものなのか、会社名だけでもなんとなくわかる。そういった、きらびやかな会社に入ることが、彼女にとっての自己実現であり、それ以外のよくわからない仕事をするのは、単なる苦役のようなものであるらしい。うーん。気持ちはわかるのだが、働くということに対するイメージが、すこし貧しいように感じた。世の中にはたくさんの仕事があって、どれもがそれなりにおもしろい。どんな仕事だって、やってみればけっこう

    nopi
    nopi 2006/04/12
    山田水産。
  • 1