日本の代表的な料理と聞かれて、多くの人が答えるにちがいない「寿司」や「天ぷら」。他にも刺し身、たこ焼き、かまぼこなど、魚介を使った料理はたくさんあるし、鰹節はあらゆる日本食に欠かせないエッセンスだ。 しかし、いつまでこれらが「日本の料理」でいられるのだろうか。寿司屋からマグロやエビが消えてしまうかもしれない──。それほど、魚介類の未来は不透明になってきた。 日本の魚介類自給率はわずか56% その危機的な状況を如実に表すデータの一つが、農林水産省が発表している「食用魚介類の自給率の推移」だ。かつて日本は魚介類の輸出国だった。1960年頃には食料自給率は113%と国内需要を大きく上回っていた。しかしその後、自給率は年々下降し、2016年には56%になってしまった。今や日本の魚介類は「輸入モノ」に依存している状況だ。 より詳細に見れば、2000年頃に自給率は50%を切り最も低くなったあと、少し回
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