アパレル業界を中心に、日本でも近年大きな注目を集めるようになったD2C(Direct to Consumer)。生産工程から販売までを一気通貫で行うことによって良質な商品を適正価格で届けるという仕組みに、ECやデータ活用などのテクノロジーを掛け合わせた、ブランド運営の新しい手法の一つだ。 多領域におけるD2Cブランドへの取材を行ってきた中で、前編で紹介した“プロダクトファースト”という一つの本質が見えた。D2Cという仕組みはむしろ、新しい時代におけるモノづくりのツールである。 D2CをD2Cたらしめる“デジタル起点”という概念 そもそも、D2Cの考え方自体は新しいものではない。冒頭でも述べたように、D2Cブランドを特徴づけているのは、そこにテクノロジーを掛け合わせている点だ。“プロダクトファースト”にならぶ、D2Cブランドのもうひとつの特徴が“デジタル起点”である。 ヘアケアブランド「ME
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