グーグルのチャットAIサービスといえば、「Bard」の名前を思い出す人も多いだろう。もともとグーグルは、Bardの名称でチャットAIサービスを提供していたためだ。当初のBardは、AIエンジンである大規模言語モデル(LLM)として「PaLM 2」を採用していた。その後、グーグルは大規模言語モデルとして新しくGeminiをリリースし、BardのLLMもGeminiに切り替わった。 そして、2024年2月にチャットAIサービスそのものも、BardからGeminiへと改名した。技術とサービスの名称を統一した形だ(図1)。