高知大は今年から地域コーディネーター4人を新規採用し、県内4カ所に常駐させ始めた。大学と県が連携して地域課題の解決に取り組む上で、研究者の視点で調整役を果たすとともに、2015年度に新設予定の地域協働学部(仮称)で学ぶ学生たちを現地で受け入れる役割も期待されている。 高知大は昨年8月、大学の地域貢献を支援する文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」(COC事業)に県と連携して提出した事業案が採択され、17年度末までの5年間、国の補助を受けながら「地域協働」の取り組みを進めている。高知大地域コーディネーター(UBC)の採用も事業の一環で、安芸市、高知市、四万十市、本山町の4カ所に開設したサテライトオフィスに常駐させる。 4月22日に高知市朝倉本町2丁目の地域連携推進センターで着任式が開かれ、今年1~4月に相次いで採用された農学や工学の博士号や経営学修士などの資格を持つ30代から40代のUBC4