「『個人情報等の活用促進』をテーマにした小委員会を自民党内に立ち上げられないか、と働きかけている」。自民党に所属する山田太郎参議院議員はこう明かした。個人情報を含むパーソナルデータの積極的な活用を議論する場を作りたいという。 山田議員が動くきっかけになったのは、Webサイトを訪問したユーザーの情報をブラウザーに一時保存する機能「Cookie(クッキー)」の利用が規制されるのでは、というネット上の議論だったという。朝日新聞が2019年10月29日付で報じた「『クッキー』情報収集、公取委規制へ」などの記事を機に、「欧州のように、いちいちCookie利用の同意を求めるようになるのか」「ネット広告が終わる」など懸念の声が相次いだ。 この「Cookie規制」は突然出てきた話ではない。公正取引委員会はGAFA(米グーグル、米アップル、米フェイスブック、米アマゾン・ドット・コム)といった巨大IT企業を独
![公取委が「クッキー規制」?Webプライバシー問題はなぜ再燃したのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f8366ebe8ffe632e4e519e0d73ba8679ff488f2b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fcolumn%2F18%2F01105%2F112200001%2Ftopm.jpg%3F20220512)