インターネット検索において、グーグルが支配的な立場にあることは広く知られているが、同社が我々のデジタルライフに与える影響は、それだけにとどまらない。グーグルのChromeブラウザを例にとってみよう。StatistaがBusiness Insiderに向けてチャート化したStatCounterのデータによると、発表から9年にも満たないChromeが、世界で最も使われているウェブブラウザとして、圧倒的なシェアを誇っている。 その一部は、ネットワーク効果によるものだ。グーグルはAndroidを無償で提供し、今や世界で最も人気のオペレーティングシステムとなった。Android端末にプリインストールされているChromeは、その恩恵を享受している。 品質の高さも、Chromeの人気を支えている。マイクロソフトは、WindowsユーザーがChromeをダウンロードするのを積極的に阻止しようとしているが