クリスマスを前に熊本県の天草市役所では、ことしも職員がサンタクロースの衣装を着て仕事に当たる「サンタビズ」が始まりました。 「サンタビズ」は、キリスト教が禁じられていた江戸時代にもクリスマスを祝い続けた天草を「サンタの聖地」としてPRしようと天草市が去年から始めました。 初日の27日は天草市観光振興課の職員の男女12人が、自前の赤いサンタの衣装やトナカイの着ぐるみを身につけ、打ち合わせや電話応対などの業務に当たりました。ことしは市の全職員およそ1200人が、サンタクロースのイラスト入りの名札を着けるほか、地元企業や住民にも赤い衣装や小物などの着用を呼びかけていくということです。 天草市観光振興課の原田洸志さんは「サンタビズに参加する人のほか、観光などで天草を訪れた人にも笑顔になってほしい」と話していました。 「サンタビズ」は27日から大みそかまで行われます。