「リーダー意識」と「当事者意識」という2つの言葉が、同時に出てきたのはなぜか――。そこで思い出したのが、私が企業研修を行うときによく使っているチャートです。 このチャートは「仕事」が一般論としてどんな順序で進むかをおおまかに4段階で示したもの。何か困った問題が起きたら、まずは正確にどんな状況なのかを把握し(状況把握)、どうすれば解決するかを考え(方針立案)、それを関係者に説明して合意を得て(行動提案)、そして「実行」する、というフローです。業種や職種が違っても、現代の仕事はおおむねこういうワークフローになっています。 メンバーそれぞれが得意分野でリーダーシップを発揮する このような「仕事」をするのはいったい誰でしょうか? リーダー? それともチームのメンバーでしょうか? 私が思うに、答えは 「この一連の仕事を、“自分が司令塔となって最後まで遂行する意志と能力”がリーダーシップであり、それは
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