[11.4 高校選手権鹿児島県予選決勝 出水中央高1-2神村学園高 白波スタ] 鹿児島県の出水中央高は今冬、11年ぶり2度目の県選手権決勝戦に臨んだが、絶対王者の神村学園高に敗れて涙をのんだ。前監督が体罰問題で任を解かれ、新体制で挑んだ約1か月間。初めての全国大会には手が届かなかったが、現在指揮を執る下原耕平監督は選手たちの目覚ましい成長をしっかりと感じていた。 「1回戦から成長して、良くなって、本当に良くなって、ここまで来ることができた。だからこそ、この決勝戦をすごく楽しみにしていた。負けはしたけど、いろんな意味で“総まとめ”になる良い試合になった。選手たちはびっくりするくらい成長してくれた」(下原監督)。 決勝戦の相手は2連覇中の神村学園高。夏の総体予選も3年連続で制すなど、現在の鹿児島県内では一歩抜けた存在だ。それでも出水中央も、準々決勝で鹿児島実高、準決勝で鹿児島城西高といった第2