『部活オフ』1ヵ月間、放課後の活動一切なし... 生徒からは「歓迎」と「戸惑い」 教師は負担軽減に 長野・飯田市教委が中学校で試行 勝つことに過度にこだわる「ブラック部活」という言葉も生まれる中、長野県の飯田市教育委員会が新たな試みを始めました。1ヵ月間、放課後の部活を一切しない「オフ期間」の導入です。効果や影響を取材しました。 飯田市の緑ヶ丘中学校。 教師: 「早く帰れますので時間を有効に使ってください」 ホームルームが終わると、全校生徒664人はすぐに下校。放課後のグラウンドには誰もいません。市教委が今月を「放課後部活動オフ期間」としたためです。「長時間の部活」は生徒、教師、保護者の負担になっていると指摘され、県教委は去年、平日は2時間程度、休日は3時間程度までという指針を作りました。 飯田市教委の調べでは、中学の部活動は年間平均665時間、授業の850時間より多い1000時間を超えた