日本サッカー協会(JFA)は14日、理事会の承認を経て「新型コロナウイルス対策 JFAサッカーファミリー支援事業」を立ち上げた。事業の目玉は財政難に陥ったクラブチームやスクールを対象に、JFAの自己財源から直接融資を行うという異例の支援制度。すでに全国各地から80件以上の仮申請が集まっており、来週末にも融資がスタートする見込みだ。 『ゲキサカ』ではJFAの新制度について、田嶋幸三会長とのインタビューをオンラインで実施。自らも新型コロナウイルスの脅威に直面しながら、病床で支援の方針を思案していたという日本サッカー界のトップに、今回の支援制度にかける思いや、今後の支援体制拡大への見通し、度重なる大会中止で苦しむ育成年代プレーヤーへのメッセージなどを約30分間にわたって聞いた。 —はじめにこの支援事業の立ち上げに至った経緯について教えてください。 「まずですね、これだけ長い期間サッカーができなく