これまでドイツ、イングランド、スペインでプレーし、プレミアリーグでは優勝も経験した岡崎慎司。現在、36歳となっても変わらず欧州の地でプレーを続ける岡崎は、若い世代の日本人選手が置かれている状況を見て「俺が今まで経験してきたことを繰り返している」と語る。常に日本サッカーのために何ができるかを考え続けたうえで、葛藤を乗り越えて自らが決めた封印を解き、岡崎が日本人選手に伝えたいメッセージとは? (インタビュー・構成=中野吉之伴、写真=Getty Images) 海外でプレーするなか抱き続けた「日本サッカー界への恩返し」元日本代表FW岡崎慎司が日本サッカーや日本の育成に対してのアプローチや発信をここ最近積極的に行っている。 彼が道を切り開いてきたこれまでの欧州キャリアは素晴らしいものがある。2011年に清水エスパルスからブンデスリーガ1部シュツットガルトへ移籍。2013年に同じくブンデスリーガ1部