少年野球の課題とは 「少年野球のチームに入るためにはある意味、覚悟が必要になってしまいました」 首都大学野球連盟1部リーグの筑波大学硬式野球部監督の川村卓さんは、「少年野球の課題って何でしょう」と尋ねる筆者にまずそうに語るのだった。 野球部の指導のみならず、野球を科学的に捉える「野球研究室」を率いる川村さんは、 “パパコーチ”風情が会えるはずもない人である。だが少年野球に向けた提言もしていることもあり、今回取材に応じてもらったのだった。 少年野球の子どもは土日を練習・試合に費やし、他の習いごとやスポーツとの掛け持ちは至難である。親はお茶当番や各種催事の手伝いのような“しきたり”に順応しないといけない。覚悟なしに入った筆者からすると、「そんなことまでやるんですか?」と感じるしきたりも少なくない。 「野球の入り口に高いハードルがあって、さらに『勝つためにはこうしないと』という理屈で、それぞれの
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