元日に行われたタイ代表戦に5-0と勝利し、国際Aマッチの連勝記録を9に伸ばした日本代表。いよいよ1月14日には5度目のアジア王者を目指す戦いの火蓋が切って落とされる。そこでAFCアジアカップ・カタール2023の開幕を前に、多彩な切り口で森保一監督に迫る。インタビュー前編では守備戦術やクラブ戦術の取り入れ、トレーニング内容やコーチングスタッフについて訊いた。 ——まずは守備戦術について聞かせてください。負傷の影響でカタールワールドカップ(W杯)以降、代表チームから離れていた冨安健洋選手が9月のドイツ戦で復帰し、ハイラインを敷いた守備戦術が可能となりました。それが代表チームの成長を後押ししているように感じます。冨安選手のコメントによく「コンパクト」という言葉が出てきますが、このチャレンジはどのような背景で実現されたのでしょうか? 「コンパクト」というキーワードは、実はカタールW杯に向けても使っ