10月の法語カレンダーです。 一般的に私たちには住んでいる国の法律があり、法律を守って生活することが生きていく上で重要なことであります。 しかし、その法律も考えによって様々な解釈がなされます。 私たちの生活は相手を尊重し、また自分も幸せになる為のものでありますが、自分の都合のいい時は雨が降るのも快く思います。病院においても頭が痛くても検査の結果が良くても心が晴れません。データとか理論、理屈ではわからない自分がおります。 故に覚者は、悩み苦しむものを救わんとするはたらきに遇う事によって自分の生はどうにもならない与えられたものであり、その事実に頭を下げるのではなく、下がることによって理論を超えた自分に気付かせて頂くのでありましょう。 合掌 当寺住職