タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/Mukke (8)

  • 「真の保守」の方々の発想にはついていけません(何を今更) - Danas je lep dan.

    遠藤健太郎先生がまたも飛ばしておられます。 まずは,彼の取り上げた記事を引用する。 子どもの貧困解消を目指し、支援の充実を訴える「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークを25日、NPOや研究者が設立、東京・池袋の立教大学で約370人が参加して記念シンポジウムが開かれた。 反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児日弁連会長は、冒頭のあいさつで「子どもは生まれる場所や家庭を選べないのに、その貧困が深刻化している」と述べた。 シンポでは、埼玉県の小学校教諭渡辺恵津子さんが、朝べずに登校して「おなかがすいて勉強できない」と泣きだした女の子について話し、給無料化を含めた教育の無償化を求めた。子どもの貧困解消を目指し集会 全国ネットワークを設立 - 47NEWS(よんななニュース) これに対し,「真の保守」であらせられる遠藤先生がどのように反応したかというと…… いや、そのような政治的立場から貧困

    north-pole
    north-pole 2010/06/10
    <言及先が。ちょっとむかむかしてきたよマジで。
  • 化石のような人種主義者 - Danas je lep dan.

    いやー凄いなー。俺が今見てるのって1930年代の議論とかじゃなくて紛れもない2010年の議論だよなぁ。この犬種は、人間における人種とも共通します、というのが今日のお話です。人間と犬を一緒にするとは何事か!と、不愉快に思われる方がおいでになるかもしれませんが、人間も犬も、おなじ哺乳類です。そして人種(犬種)ごとに、顔かたちも違うし、性格・特徴も大きく違う。違いが生まれた背景には、もちろん気候風土による影響もありますが、それよりももっと強くて短期的に影響力を持つのが、政治といえます。シナは、よく“中国四千年の歴史”などといわれますが、実は、「歴史のない国」です。どういうことかというと、幾度となく多民族によって征服され、他民族の王朝がシナ全土を支配した。たとえば、清は、女真族(満州族)による王朝だし、元は、モンゴル人王朝です。そして王朝が変わるたびに、過去の王朝が築きあげた全ての歴史観、文化が否

    north-pole
    north-pole 2010/06/08
    すごいなあ。唖然。
  • 的場光昭『「アイヌ先住民族」その真実』のデタラメ(2) - Danas je lep dan.

    昨日書いた 的場光昭『「アイヌ先住民族」その真実』のデタラメ(1) - Danas je lep dan.の続き的なもの。「民族の定義」をめぐる詐欺的言説 アイヌ否定論の特徴としては,「民族の定義」を持ち出してくるということが挙げられるだろう。的場は次のように主張する。 一般に民族の定義は,「同一の人種的並びに地域的起源を有し,または有すると信じ,歴史的運命および文化的伝統,特に言語を共通にする基礎的社会集団」(『広辞苑』)とされています。この定義に従って現在のアイヌ人といわゆる和人が別々の民族であるのか,また日は多民族国家なのかを考察してみましょう。*1 的場がみずから言うように,人類学や考古学や言語学に基づいた「様々な客観的事実」に基づいて「民族」を論ずるのであれば*2,一般に通用している語の意味を掲載した国語辞典ではなく,人類学や社会学の文献にあたって「民族」の意味を確かめるべきで

    north-pole
    north-pole 2010/03/12
    丁寧な続編
  • 的場光昭『「アイヌ先住民族」その真実』のデタラメ(1) - Danas je lep dan.

    何度か『正論』にアイヌ民族を否定する文章を書いていた的場光昭とやらいう医者が,とうとうアイヌ否定論のを出した。「アイヌ先住民族」その真実―疑問だらけの国会決議と歴史の捏造作者: 的場光昭出版社/メーカー: 展転社発売日: 2009/11メディア: 単行クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 今のところ,このような議論はさほど目立ったものではない――南京事件否定論やホロコースト否定論に比べれば。だがこれをこのまま放置しておいてもいいものでは決してない。 的場の主張は,小林よしのり,西村眞悟,鎌田告人といった否定論者たちの主張と連動している。実質,彼と小林がこの分野における最も影響力のあるイデオローグとみていいだろう。彼の主張がどれだけ馬鹿げたものであるかを示すことで,このような主張の拠って立つ基盤を破壊したいと考える。 当たり前だが,これは議論ではない。 (……)たとえ敵

    north-pole
    north-pole 2010/03/11
    なんか力が抜けるレベル。
  • バルカン諸国における「国王」の系譜 - Danas je lep dan.

    そういえば僕は昨年,紫音さんからあまりにも唐突なキラーパスを貰っていました。といいながら、バタバタしているうちにMukkeさんあたりがロシアドイツの大統領制について論考した挙句に東欧の元首制度比較をやるとみた(キラーパス)お返事などなど - 戯言 by 紫音 よろしい,では,近代バルカン諸国の君主制について比較(?)するエントリを上げましょう。概観 そもそも近代バルカン諸国というのは,フランスやイギリス,プロイセンのように元からあった王国が発展していったのではなく,オスマン帝国からの独立運動やら列強の介入やらで「新しく作られた」国々なので,王家を成り立たせることができるような在来の貴顕があまりいません。ビザンツ王朝もセルビア王朝もブルガリア王朝もどっか行っちゃいましたし。 けれどそれらの国々ができた時,ヨーロッパの大国に君臨していたのは共和主義に怯える王様たち。新しく作られる国は王政が望

  • ナショナリズムにおける本質主義批判のために――エトニ,あるいは,ネイションの基盤となるものについて - Danas je lep dan.

    前に, 質主義と構築主義 - Danas je lep dan. で書いたことをもうちょっと詳しく。 ゲルナーら構築主義者はネイションは近代の構築物であると論じるが,それに異議を唱えたのがA・D・スミスだ。 彼はその1986年の著書The Ethnic Origin of Nations(巣山靖司,高城和義他訳『ネイションとエスニシティ――歴史社会学的考察』名古屋大学出版会,1999)の中で,ネイションの基盤となる人間集団としてのエトニ(ethnie)を提唱する。 これまでの議論を基礎とすれば,エトニ(エスニックな共同体)は,いまやつぎのように定義される。エトニとは,共通の祖先・歴史文化をもち,ある特定の領域との結びつきをもち,内部での連帯感をもつ,名前をもった人間集団である,と。私は,このような共同体が,〔……〕歴史のあらゆる時代において,広く分布してきたことを示したい。〔……〕*1

  • ethnicとnationは対立概念でも何でもない - Danas je lep dan.

    この前書いた, アイヌの運動を「利権狙い」と決めつけ,彼らを「自称アイヌ」と呼んで恥じない小林よしのりの醜悪な姿 - Danas je lep dan. への補足的なものを書く。 ここで取り上げたいのは,小林の 「nationが民族なのであってethnicは部族に過ぎない!」 という論法。 少しでもナショナリズム論を囓っている人間にとっては,小林の用いた論法は と一瞬で思えるようなシロモノなのだが,そういう分野に馴染みのないひとも多いだろうと思うので,どこがおかしいのかをちょっと噛み砕いて説明する。 まず,小林が名詞として用いている「ethnic」という語は形容詞である。辞書を引けば,「民族の」という意味が出てくると思う。ではnationalやracial*1といった他の語と比べてどういう意味が付与されているかというと,それは民族や国民を規定する要素の中でも,文化的な同質性(言語,習慣など

  • アイヌの運動を「利権狙い」と決めつけ,彼らを「自称アイヌ」と呼んで恥じない小林よしのりの醜悪な姿 - Danas je lep dan.

    さて題に入る前に,当たり前の前提を確認しておきたい(これはいずれエントリにするつもりでもいる)。 「先住民族」は,単に「その土地に先に住んでいた」というだけの人びとではない。 これは先住民族というもの,彼らが抱える諸問題をちょっとでも囓った人間にとっては常識に属することだが,どうも一部のヒトタチがわかってないようなので書く。 ひとまず,Wikipediaにはこうある。先住民族(せんじゅうみんぞく)とは、国土の一定地域を先祖伝来の彼らの領域として暮らし、言語、文化、宗教などで他の民族集団とは異なる独自の特徴を有し、近代国家の成立に際してその主要な構成民族として関与せず、国家から従属を強いられ、又は侵略され、それ故に先住権と自決権を主張する民族集団である。(強調引用者)先住民族 - Wikipedia たとえば,在日朝鮮人を筆頭とする在日外国人に対して,大和民族は先住者としての立場にあるが,

    north-pole
    north-pole 2009/10/01
    いやはやまったく。「まずは勉強しろ」
  • 1