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ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (6)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 日本の危機

    は、今、未曾有の危機を迎えているように見える。少なくとも、あくまでも主観的かもしれないけれども、筆者の認識の中では、そのように見える。 日の近代史は、それなりに誇り高いものだった。明治維新で、アジアの他の国に先駆けて「近代化」を果たした。「坂の上の雲」をめがけて、一生懸命に駆け上がった。日露戦争に勝利して、世界を驚かせた。第二次大戦の荒廃から、奇跡の復興を遂げた。このような日の近代の歴史には、その時々を懸命に生きてきた日人の努力と精進がある。 日が最後に輝きを放ったのは、1980年代後半から1990年代初頭にかけてのいわゆる「バブル景気」の時だったかもしれない。株価が上昇し、人々は夜遅くまで遊興し、タクシーがなかなか捕まらなかった。日の地価の総額がアメリカのそれを超え、「アメリカの象徴」ニューヨークのロックフェラーセンターが日企業に買収されたことが大きく報道されもした。 と

    nosem
    nosem 2010/07/21
     著作権を無視したりぱくったりして,今の世界のルールを破れってことなのかな
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 大学から「脱藩」する

    においては、「大学」がブランド化している。また「偏差値輪切り」という根拠が薄弱な階層化によって、一方では怠惰を生み、一方では無気力を生んでいる。 このような実体を見る時、大学という「組織」を「脱藩」するためのノウハウを積み重ねること、社会の中に、大学という「組織」に頼らなくても学問ができるようなシステムを構築することは、重要な課題であると言えるだろう。 先に述べたように、今では、最先端の学術情報は、その多くが「無料」で手に入るようになってきている。以前ならば、大学の学科の図書館に行き、専門雑誌を参照しなければならなかった情報が、ネットで検索すればワンクリックで検索できるようになった。 私が大学生の頃は、物理学の専門雑誌である「フィジカル・レビュー」や、「フィジカル・レビュー・レターズ」を読もうと思ったら、物理学科の図書館に行って、最新の号だったら雑誌のページをめくり、以前のものだったら

    nosem
    nosem 2010/07/13
     まず,自身が脱藩して範を示してください
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 日本の大学入試は「プロクラステスのベッド」である

    の大学入試問題は、文部科学省の定めた「高校」までのカリキュラムの中で、思考能力を求められる問題が出題される。 そのレベルは、たとえば、アメリカのSAT(Scholastic Aptitude Test)、ACT(American College Testing)などの試験に比べて、格段に高い。 そのことは、たとえば、このSAT practice test http://www.proprofs.com/sat/exams/practice-tests.shtml# と、2010年度前期 東京大学入試問題 http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/sokuho/recent/tokyo/zenki/index.html を比較すれば明かだろう。 このことは、大学入学時点での日の高校生の学力水準を高めに保つ効果を持つかもしれない。一方で、日の大学入試は、「プロクラス

    nosem
    nosem 2010/06/26
     中国や韓国の大学入試は日本と同じじゃないのかなあ
  • 茂木健一郎 クオリア日記: すべての英語学習者に、言語のオープンエンド性に身をさらすことをお薦めする

    言葉の組み合わせが実質上無限にあることを考慮すれば、日常会話において、話者が耳にする特定の文の単語は、生涯で初めて聞くものである可能性が高い。それでも、話者はその内容を理解することができる。 初めて耳にする単語でも、前後の文脈からその意味を推定できることも多い。脳の言葉の意味の認識の回路は、オープンエンドな言語の構造に最初から適応しているのである。 子どもが言語を獲得する時、その前で話をする両親及び他の親は、お互いの会話において、特に語彙数を制限することはない。もちろん、子どもに直接話しかける場合には、ある程度のボキャブラリの制約をかける場合もあるが、子どもは、基的にオープン・エンドな言語の構造にさらされ続けることによって、言語を獲得していく。 文部科学省の中学校学習指導要領 第9節 外国語に書かれていることは、一つひとつの項目をとれば、それほど悪いことではない。 しかし、全体的な精神と

    nosem
    nosem 2010/06/16
     で,実験データは?
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 日本の大学のガラパゴス化

    最近、さまざまな大学では、「就職」への対応を売り物にしているのだという。大学三年の秋から就職活動が始まるという日の企業の「慣行」に合わせて、一年生の時からキャリア教育をするのだという。 このような風潮は、二重三重に間違っていて、最終的には日の国益を損すると私は考える。 日の大学が、日の企業の予備校化するということは、日の大学のガラパゴス化をますます加速化させる。現状でも、日の大学は、日で生まれ、日語を母国語とする学生しかほとんど志望しない「日でしか通用しない商品」となっている。日の企業への就職の予備校となることは、つまりは、日の大学が日の企業に就職することに興味がある人以外には、進学することを検討するに価しない存在になることを意味する。 日の大学で学ぶ学生たちにとっても、就職予備校化は長い目で見れば致命的な欠陥となりうる。なぜならば、大学で身につけるスキルが日

    nosem
    nosem 2010/05/26
     先生的は,そういうガラパゴスのなかであれこれ言うのが好きなんですね
  • 茂木健一郎 クオリア日記: ギャップ・イヤー

    東京の某所のカフェで、仕事をしていた。たくさんやらなくてはならないことがあって、ちょっとあせっていた。 ふと顔を上げると、ヨーロッパから来たらしい青年が、前のテーブルに座っていた。バックパックを背負い、真剣な顔をしてを読んでいる。そのが、Roger PenroseのEmperor's New Mindだったので、思わずはっとした。 ちょっと背伸びをするふりをして、テーブルを立って、滅多にそんなことはしないのだけれども、声をかけてみた。 「こんにちは、失礼ですが。ペンローズを読んでいるんですね?」 「ああ、はい。」 「学生さんですか?」 「いや、そうではありません?」 「旅行中?」 「はい。去年、大学を卒業ました。」 「どこの大学を出たのですか?」 「ケンブリッジ大学です。」 「ああ、ぼくもケンブリッジに留学していました! 何を専攻していたんですか?」 「物理学です。」 「じゃあ、ぼくと

    nosem
    nosem 2010/04/01
     ちょっと前まで「仕事の流儀」でmadな仕事術を褒めていたんでは?
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