毎日寝る時間になると必ず死ぬことが怖くなりかかなか眠れない。 一緒のベッドで眠る10歳年上の夫も3歳の娘も1歳の息子も、周りの人みんなも、私も、全員死ぬと言うのが怖い。 こんなこと考えるのは子供みたいだ。 「あれ?私ってもしかしていつか死ぬの?」と気づいたのは確か10歳くらいの時だった。 それからふとそれが頭によぎると最後、こびり付いて離れず、体が固まって動けなくなってしまう。今も昔も。 日本だけでも何万人もの人が同じように生きているのに、平然と毎日過ごしているように見える。 実はそんなことないのだろうか? 願いに近い夢がある。 それ相応の年齢までいくと恐らく死が怖くなくなる、のでないかと。 だから今怖がったところで何も意味ない、何年もすれば何も怖くないんだ、そう何度も自分に言い聞かせている。