フィンランド政府は、12日、原子力発電所から出る使用済み核燃料の最終処分施設の建設を世界で初めて認可し、2020年以降の稼働を目指す事になりました。 フィンランド政府は、12日、最終処分施設の建設に関する認可をこの施設の建設を担当する企業に与えた事を明らかにしました。 この最終処分施設では、使用済み核燃料を金属製の容器に密封したうえで、地下400メートルから450メートルの深さの岩盤の中に埋めることになっています。使用済み核燃料が発する放射線による影響が生物に害を及ぼさないレベルに下がるまで、およそ10万年かかるとされています。 使用済み核燃料の最終処分施設について、建設の認可がおりるのは世界で初めてで、この企業では、2020年以降の施設の稼働を目指しています。フィンランドのオッリ・レーン経済相は「最終処分施設の建設はフィンランドが責任を持って原子力エネルギーを利用する上で、重要な一歩だ。