女子サッカーの頂点を決するトーナメント、『第37回皇后杯 全日本女子サッカー選手権大会』の決勝戦が27日に神奈川・等々力陸上競技場で行われ、アルビレックス新潟レディースとINAC神戸レオネッサが対戦した。 2年前の決勝と同カードとなった今大会の決勝戦。初優勝を目指す新潟はその2年前を含めた過去2回の決勝戦でいずれも神戸に敗れており、リベンジに燃える。対する神戸は、澤穂希にとってこの試合が現役ラストゲーム。日本女子サッカー界をけん引してきた澤の引退に華を添えるべく、2年ぶり5度目の大会制覇を狙う。23日の準決勝にフル出場した澤は決勝の舞台でも先発に名を連ねた。 最初のチャンスは神戸。6分、ピッチ中央でボールを持った澤がDFラインの裏に浮き球のスルーパスを送ると、抜け出した中島依美がシュートまで持ち込んだが、ここはDFのブロックに阻まれてしまった。対する新潟は24分、右サイドの左山桃子が右足で