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ブックマーク / www.webchikuma.jp (2)

  • 【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま

    西城秀樹が死んだ。六十三歳だった――というニュースを聞いたら、朝丘雪路が死んだ、星由里子が死んだというニュースも続いて、テレビの『徹子の部屋』は追悼番組が立て続けになった。なんでこんなに人が死ぬんだろうと思ったら、平成三十年の五月は、平成が終わる「最後の一年」に突入した時期だった。今上天皇の退位はあらかじめ決まっていて、なんとなく平成は自動的に終わるもんだと思っていたけれど、人が立て続けに死んで行くニュースに接して、改めて「あ、一つの時代が終わるんだ」と思った。 七年前、東日大震災が起こった二〇一一年にも人が死んだ。有名人が立て続けに死んだというのではなくて、年老いた親の世代が死んで行った。私の父親が死んだ。友人の父親、あるいは母親が死んだ。やたらと葬式の通知、年賀状辞退の通知が届いた。「なんか、今年葬式多くない?」と友達に言ったら、「多いよね」という答が返って来た。 意外と人は「時代の

    【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま
    novak777
    novak777 2019/01/30
    “平成は短命だが昭和は長い、というのではないだろう。昭和は、その後の「終わり」が見えなくてまださまよっている――としか思えない。”
  • 国語教科書を編む|教科書で読む名作シリーズ刊行記念対談|安藤 宏,紅野 謙介|webちくま(1/8)

    ◆教科書編集会議の雰囲気 ──まず最初に、一般的にはあまり知られていないであろう「国語教科書はどのように作られているか」を現場の雰囲気などとともにお話いただければと思います。 安藤先生・紅野先生は、いつ頃から編集委員をされていましたでしょうか。 紅野 僕がはじめて教科書の編集に参加したのは、二十八、九年ぐらい前だと思います。 各委員が採用したい教材を持ち寄って議論するんですが、当時は教材提案者が全部その場で朗読していました。四~五編朗読が続いた後に議論です。これはなかなか手間だなと思ったのを記憶しています(笑)。 安藤 僕が参加したのは、それから三年後ぐらい、二十五年ぐらい前だと思います。その頃から音読はなくなっていましたね。 一番びっくりしたのは、ワーッとたくさんの人がいて、みんなでワイワイガヤガヤやって作るのかと思ったら、そうじゃなかった。現代文の教科書なんかは四人で作っていた。これは

    国語教科書を編む|教科書で読む名作シリーズ刊行記念対談|安藤 宏,紅野 謙介|webちくま(1/8)
    novak777
    novak777 2016/12/23
    “どの会社の教科書もここ二〇年ぐらいのあいだに平均化してきちゃっているんじゃないか”“会社の数は一〇社くらいあるんだけれども、少しでも採択を伸ばすために横をキョロキョロ見て、平均化していってしまう”
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