居酒屋チェーン「ワタミ」の創業者で、自民党の渡邉美樹参院議員が3月13日、参議院の予算委員会公聴会に出席。長時間労働を防ぐ法案を求める過労死遺族に対して、「働くことは生きがい」「高度プロフェッショナル制度は働く人にとっていい」と発言し、批判が続出している。 その日の参院予算委員会には、「東京過労死を考える家族の会」代表の中原のり子さんが公述人として出席していた。中原さんは、小児科医として働いていた夫を過労自殺で亡くした経験から、高度プロフェッショナル制度の取り下げを訴えている。 「人は働くことでたくさんのありがとうを集め、成長していく」などと主張 渡邉氏は質問に立つと、「私も10年前に愛する社員を亡くしている経営者でございます。過労死のない社会をなんとしても実現したいと考えております」と前置きした。ワタミでは森美菜さん(当時26歳)が2008年、月約141時間の残業を強いられ、過労自殺で亡