東京・六本木の路上でごみ収集車を盗んだとして、警視庁は飲食店従業員の男(23)=東京都江戸川区=を窃盗容疑で逮捕し、1日発表した。男は酒を飲んだ後で、ごみ収集車を運転して自宅に帰ろうとしていた。容疑を認め「混み合った電車に乗るのが面倒くさかった」と供述しているという。 麻布署によると、逮捕容疑は7月28日午前7時50分ごろ、港区六本木3丁目の路上で、清掃作業に使われていたごみ収集車を盗んだというもの。当時、作業員は車から降りて作業中で、エンジンキーはついたままだった。 男は同僚と約2時間前まで近くの店で酒を飲んでいた。ごみ収集車に乗り込むまでの間、周辺に止まっていた複数の車のドアを開けようとする様子などが防犯カメラに映っていたという。 男はごみ収集車を1人で運転し、同8時半ごろ、直線距離で約2キロ離れた新橋駅前の路上に乗り捨て、銀座方面に歩いて立ち去っていた。