具体的に.NETプラットフォームを対象としているプログラミング言語での最新の傾向を見てみると、いくつかのことが現れている。PDC2008では、.NETやプログラミング言語にまつわるMicrosoftの考えが、多く明らかにされた。.NETの今後を観察するのが興味深くなった。 .NETプラットフォームは、Common Language Runtime(CLR)(リンク)上で実行するC#やVB.NETで始まった。CLRは、Common Language Infrastructure (CLI)(リンク)スペックの実装である。CLIスペックは、新しい言語を作成したいと考えている人なら誰でも、実装することができる。それにより、デベロッパ は、幅広いプログラミング言語から選択することが可能になる。2008年12月10日、MicrosoftはCLR上に構築されるDynamic Language Runt
米マイクロソフトは、テキストエディタであるEmacsの機能を.NETに導入するプロジェクトに取り組んでいる。 マイクロソフトのソフトウェアアーキテクト、ドン・ボックス氏は2007年12月29日に投稿したブログ記事の中で、同氏の同僚であるダグラス・パーディー氏が新しい拡張型テキストエディタを開発する技術者を雇い入れていることを明らかにした。ボックス氏の記事中にリンクされている12月26日付のパーディー氏のブログ記事には「『Emacs.Net』とでも言うべきツールの開発を行う開発者/テスターを探している」と記されている。 Emacsは何年も前から出回っているテキストエディタで、フリーソフトウェアの唱道者であるリチャード・ストールマン氏が1976年に開発した。Emacsには数多くのバージョンやバリエーションがあり、Windows版も存在する。Javaの創始者であるジェームズ・ゴスリングは1981
.NET Framework 3.5では、VB.NETやC#といった.NET言語の強化も行われている。これら言語機能の拡張は、実はLINQを実現するために必要なものだった。 .NET Framework 3.5環境では、VB.NETのバージョンは9.0、C#のバージョンは3.0になる。ただしCLRのバージョンは2.0のままであり、これら.NET言語のバージョンアップについてはクラスライブラリとコンパイラによって吸収され、コンパイルされたコードにおけるバージョン間の互換性については問題はないので安心してよい。ここでは、どのような点が強化されたのか、LINQという視点からVB.NETをメインに見てみることにする。 最初に取り上げるのは、「暗黙的に型付けされたローカル変数」だ。通常、VB.NETでローカル変数を定義するには、
はじめに .NET Framework 3.0入門として、前回までGUIまわりのWPF、XAML、通信関係のWCFと解説してきました。今回は、業務に必要なワークフローの構築をサポートする「Windows Workflow Foundation(WF)」を紹介します。対象読者 本記事は、C#でのプログラミングを行ったことがある方を対象としています。 サンプルを動作させるための環境設定等は『WPF(Windows Presentation Foundation)+XAML入門 前編』をご覧ください。WF登場の歴史的経緯 WF(Windows Workflow Foundation)は、ワークフローをWindows上で扱うためのフレームワークです。 ワークフローという言葉は、通常のプログラミングではあまり扱わない言葉かもしれません。ワーク(Work;仕事)とフロー(Flow;流れ)を組み合わせた
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