「アラブの目覚め」で独裁政治の打倒に成功したエジプト、チュニジア、リビアを歴訪し、祝賀ムードで迎えられたトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、アラブ世界で最も人気の高い政治家だと正当に主張できる。 中にはエルドアン氏のことを、サラーフッディーン(メソポタミアのクルド人)が1187年に十字軍からエルサレムを奪還して以来、アラブ人が最も尊敬する非アラブ人指導者だと言う人もいる。 欧米諸国では、エルドアン氏は激しいイスラエル叩きで非難されており、同氏の姿勢は斜に構えたポピュリズムであり、アラブの観衆に向けた露骨な演出だと見なされている。 それでもトルコ首相の人気は、アラブ人にとっても欧米諸国にとっても掛け替えのない資産だ。エルドアン氏が売り込んでいるのは、穏健派イスラム主義のトルコ与党・公正発展党(AKP)の効果的な政治ブランドだからだ。 欧米諸国にとっても掛け替えのない資産 今のと
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