国内最大級のキリシタン墓地 十字架を初めて発見 2011年12月20日 00:50 カテゴリー:九州 > 大分 屋根型の石造物に刻まれた罪標付き十字架 臼杵市教委は19日、同市野津町原の「下藤地区共有墓地」内にある安土桃山時代から江戸時代初期の国内最大級のキリシタン墓地で、十字架を刻んだ屋根型石造物を発見したと発表した。墓地内で、ほぼ完全な形の十字架が初めて見つかり、キリシタン墓地であることが裏付けられた。 十字架は、キリストがはりつけになった十字架を表す漢字の「干」に形が似た「罪標付き十字架」で、縦15センチ、横10センチ。縦90センチ、横80センチの長方形の屋根型石造物の側面に残っていた。十字の横棒の一部が壊れていた。墓の上部構造にかぶせる墓碑か、墓地内のシンボルとして使われた石造物の一部という。 キリシタン墓地の広さは約360平方メートル。市教委が昨年12月から今年5月まで実施し