宿泊費節約のため、ゲストハウスを選んだというオランダ人親子=奈良市奥子守町の「ウガヤゲストハウス」、岸上渉撮影土産店で、売れ筋のバスローブ型着物を手に取る外国人客。円高の影響で、比較的安価な綿製の売り上げが伸びている=京都市左京区、竹山栄太郎撮影 円高が止まらない。個人旅行で関西を訪れる欧米を中心とする外国人観光客の間で、交通費や食費を切り詰めるなど節約志向が進んでいる。円高ならではの意外なスポットも人気になっている。 JR奈良駅そばにある「ゲストハウス奈良小町」は素泊まり2500円前後。年間50万人前後の外国人観光客が訪れる奈良市ではここ数年、素泊まり用の宿泊施設が相次いでオープンしている。 オーナーの滝和彦さん(43)によると、客の8割以上が外国人。「どこで食べると安い」と聞かれるので、回転ずし店を紹介しているという。市内の回転ずし店では、大勢の外国人が一斉に来る姿が見られるよう