【カイロ和田浩明】アラブ連盟がシリアに派遣した監視団メンバーでアルジェリア人のアンワル・マリク氏(40)が、シリア当局への反発からこのほど監視団を離脱した。マリク氏は14日、毎日新聞の電話取材に応じ、「アサド政権は人道に対する罪を犯しているが、現実を認めようとせず我々を欺いた」と厳しく批判した。 監視団は、シリア・アサド政権による反体制派への武力弾圧抑止などを目的に派遣された。マリク氏はフランス在住のジャーナリストで、12月下旬からシリア中部ホムスや首都ダマスカス郊外など、反体制派が弾圧されたといわれる地域を視察した。 マリク氏は「殺害された子どもの遺体や破壊された家屋も見た。食料不足に苦しむ家族もいた」と証言したうえ、アサド政権を「人道に対する罪を犯した」と指弾した。ホムスでは当局が監視団訪問に合わせて戦車を隠し、訪問後に再展開していたと主張。ビルの屋上などに展開された狙撃手を目撃し、シ
シリア 恩赦発表も弾圧続く 1月16日 6時41分 反政府デモが続くシリアで、アサド大統領がデモに関わった反政府勢力への恩赦を発表して投降を呼びかけましたが、政権側の武力による弾圧は依然続いており、国際社会の非難が一段と高まっています。 シリアのアサド大統領は15日、国営テレビなどを通じて、反政府デモに関わる勢力や政権から離反した兵士たちに、今月31日までに投降すれば罪に問わないとする恩赦を発表しました。これに対し、反政府勢力側は「これまでも同じような表明があったが、実際には実行された試しがない」と述べ、譲歩の姿勢を示すふりをしているだけだと反発しています。シリアでは、市民への弾圧を止めさせるためにアラブ連盟の監視団が活動を続けていますが、人権団体によりますと、監視団の目が届かないところで依然武力による弾圧が続き、15日だけで20人以上が死亡したということです。こうした事態を受け、国連のパ
Imad Ghalyoun told Al Arabiya TV that many Syrian parliament members would like to join the revolution. Imad Ghalyoun, a member of the Syrian Peoples Assembly who is closer to the ruling Ba’ath party, told Al Arabiya TV on Sunday he was joining the Syrian opposition against the regime of President Bashar al-Assad. Ghalyoun, who chairs the budget committee in the Syrian parliament, added that many
レバノン・ベイルート(Beirut)で開かれた「民主化への改革と移行」会議で演説する国連の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長(2012年1月15日撮影)。(c)AFP/JOSEPH EID 【1月15日 AFP】国連の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は15日、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領に対し、自国民の殺害をやめるよう呼び掛けた。 潘事務総長は、レバノンの首都ベイルート(Beirut)で開かれたアラブ世界の民主化をめぐる会議で基調講演し、「シリアのアサド大統領に対し再度告げる。暴力をやめなさい。自国民を殺すのをやめなさい。弾圧の進む道は行き止まりだ。変革の風はやむことがないだろう。チュニジアでともされた炎は消えることはないだろう」と呼び掛けた。 国連・西アジア経済社会委員会(Economic and Soci
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