イスラム過激派が支配していた西アフリカ・マリ北部の世界遺産都市トンブクトゥから、南部の首都バマコに秘密裏に移送されていた歴史的古文書=2013年1月31日、服部正法撮影 【バマコ(マリ南部)服部正法】フランスが軍事介入した西アフリカ・マリ北部の世界遺産都市トンブクトゥの研究所に保管され、イスラム過激派による破壊が懸念されていた歴史的に貴重な古文書の約6割が、南部の首都バマコに秘密裏に移送済みだったことが1日分かった。マリ政府当局者が毎日新聞の取材に古文書を公開した。当局者によると、移送後のメディアへの公開は世界で初めて。 【トンブクトゥから回収された歴史的古文書の画像】 古文書は、所蔵元のアフメド・ババ高等教育・イスラム研究所(マリ政府管轄)のアブドゥルカドリ・マイガ所長が公開。金属製衣装箱約30箱に納めた約2万5000点がバマコ市内に保管されている。 古文書は最古のものが13世紀ご