生徒の下着の色を指定したり、生まれつきの髪の毛の色を届け出させたりしている校則について、宮崎県教育委員会が県立高校などに検証や見直しを求める通知を出していたことが分かりました。 宮崎県の県立高校や中高一貫の中等教育学校では、全体の8割近くで生徒の下着を白などに指定しているほか、半数近くが、癖毛や髪の色など生まれつきの頭髪の特徴を事前に届け出るよう定めたり、冬にコートなどの防寒着の着用を禁止したりしていることが明らかになっています。 こうした実態を受けて、県教育委員会が23日付けで、県立の各学校などに通知を出していたことが分かりました。 この中で、校則に不要な内容や項目がないかなど、複数の教職員の視点で検証することや、個人の尊厳やプライバシーなど人権に配慮した内容や表現になっているか、十分注意するよう求めています。 また校則を見直す際には、生徒や保護者が参加できる工夫も求めています。 宮崎県